歯周病と歯石について

2024年08月23日(金)

大和市大和駅徒歩二分のまごころ歯科です!

今回は歯周病と歯石について述べていきたいと思います。

歯周病と歯石:健康な口腔を守るために知っておくべきこと

歯周病は、歯とその周囲の組織に影響を及ぼす疾患であり、歯を支える骨や歯肉に炎症を引き起こします。この病気は、初期段階では痛みや目立った症状がないため、気づかないうちに進行してしまうことが多いです。一方で、歯石は歯垢が硬化したものであり、歯周病の主な原因となります。この記事では、歯周病と歯石の関係性、予防法、治療法について詳しく解説します。

歯周病の種類と症状

歯周病は主に2つの種類に分けられます。ひとつは「 gingivitis(歯肉炎)」で、もうひとつは「periodontitis(歯周炎)」です。歯肉炎は、歯肉の炎症が主な症状であり、赤く腫れたり出血したりすることがあります。これが進行すると、歯周炎になり、歯を支える骨が損傷を受けてしまうことがあります。歯周炎になると、歯が動いたり、最終的には脱落する危険性も高まります。

歯石の形成とその影響

歯石は、口腔内の細菌の塊である歯垢が時間の経過とともに硬化してできる腐食物です。唾液中のカルシウムとリン酸が歯垢に取り込まれ、歯石に変化します。歯石が形成される主な原因は、適切な口腔ケアが行われないことです。通常、歯磨きやデンタルフロスを利用して歯垢を取り除くことが重要ですが、これが不足すると歯石ができやすくなります。

歯石は、歯や歯肉に強く付着しており、通常の歯磨きでは取り除くことができません。歯石が溜まると、歯周病を悪化させる大きな要因となり、炎症を引き起こす細菌の温床となります。そのため、歯周病を予防するためには、歯石を取り除くことが不可欠です。

予防法

歯周病と歯石を予防するためには、次のような日常的なケアが重要です。

  1. 定期的な歯磨き:1日2回以上、丁寧に歯を磨きましょう。
  2. デンタルフロスの使用:歯の隙間にたまったプラークを取り除くために、デンタルフロスを使うことが推奨されます。
  3. うがい薬の利用:抗菌作用のあるうがい薬を使うことで、口腔内のバイ菌を減少させる効果があります。
  4. 定期的な歯科検診:専門家による定期的なチェックアップとクリーニングを受けることが、歯石の形成を防ぐ最も効果的な方法です。

治療法

すでに歯周病や歯石が形成されてしまった場合、早急な治療が必要です。初期の歯肉炎であれば、歯科医院でのクリーニング(スケーリング)によって改善することが可能です。進行した歯周病の場合、より専門的な治療が求められるケースもあり、必要に応じて医師が適切な処置を行います。

治療には、スケーリングに加えて、抗生物質の投与や、場合によっては手術も考慮されることがあります。早期発見がカギとなりますので、少しでも歯肉の異常を感じたら、すぐに歯科医に相談することが重要です。

まとめ

歯周病と歯石は、密接に関連している口腔内の問題であり、放置すると深刻な影響を及ぼす可能性があります。日常的な口腔ケアと定期的な歯科受診を心がけることで、健康な口腔環境を維持し、歯周病の予防につながります。健康な歯と歯肉を保つために、自分自身の意識を高め、適切なケアを行うことが大切です。

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