歯科と持病の関係について

2025年04月09日(水)

大和市大和駅徒歩2分のまごころ歯科です!

今回は歯科治療にも凄く関わりがある持病との関係についてお伝えしていきたいと思います。

歯科医療は、口腔内の健康を守るだけでなく、全身の健康とも密接に関連しています。特に、持病を抱える患者にとっては、歯科治療が自身の健康に大きな影響を及ぼす可能性があるため、特別な配慮が必要です。

1. 持病が歯科治療に与える影響

持病を抱える患者は、その病状が口腔内の健康に影響を与えることがあります。例えば、糖尿病は歯周病のリスクを高めることが知られています。血糖値のコントロールが不十分な場合、免疫機能が低下し、感染症にかりやすくなります。そのため、糖尿病患者は定期的な歯科チェックを受け、歯周病の予防が重要です。

さらに、高血圧や心疾患を持つ患者も、歯科治療を受ける際に特別な配慮が必要です。これらの持病は、ストレスや痛みが引き金となり、症状が悪化する可能性があります。歯科医は、患者の持病を考慮して治療計画を立てることが求められます。

2. 薬剤の影響

多くの持病患者は、日常的に内服薬を使用しています。これらの薬剤は、歯科治療においてさまざまな影響を及ぼすことがあります。例えば、抗凝固薬を服用している患者は、歯科での抜歯や外科処置の際に出血リスクが増加します。このため、歯科医は患者の服用している薬を考慮し、治療方法を調整する必要があります。

また、抗うつ薬や抗ヒスタミン薬などは、口腔内の乾燥を引き起こすことがあります。口が乾燥すると、虫歯や歯周病のリスクが高まるため、患者には適切な口腔ケアの指導が必要です。

3. 口腔健康が全身に与える影響

近年の研究により、口腔健康と全身の健康との関連性が明らかになっています。歯周病が心疾患や脳梗塞、糖尿病などの持病と関連していることが示されています。歯周病による炎症が全身に影響を与え、慢性的な病気を悪化させることがあるため、持病を抱える患者にとって口腔ケアは欠かせません。

持病を持つ患者は、定期的な歯科検診を受け、早期の段階で問題を発見し適切な対処を行うことが重要です。また、歯科医師は患者に対して、口腔健康が全身の健康にどのように影響するかを説明し、予防的なアプローチを促すことが求められます。

4. 予防とケアの重要性

持病を抱える患者にとって、予防が何より重要です。定期的な歯科診察を受けることで、虫歯や歯周病の予防ができます。特に、糖尿病や心疾患を持つ患者は、より頻繁な歯科検診が推奨されます。これにより、異常や問題を早期に発見し、適切な治療を受けることが可能になります。

また、患者自身が日常の口腔ケアに気を使うことも重要です。正しいブラッシングやフロスの使用、そして生活習慣の見直し(糖分の摂取を控える、禁煙など)が、口腔内の健康を維持するための基本となります。

5. 医師間の連携

持病を持つ患者の健康管理には、医師間の連携が欠かせません。歯科医は、患者の主治医と情報を共有し、お互いに治療方針を確認することが重要です。これにより、患者は全身の健康を守るための包括的なケアを受けることができます。

まとめ

歯科は単なる口腔の健康を維持するためだけでなく、持病との関連を考慮した包括的な健康管理の一環です。持病を抱える患者は、定期的な歯科検診を受け、自身の健康を守る努力が必要です。そして、歯科医は患者の持病を理解し、適切な治療と予防策を提供することで、健康的な生活を支える必要があります。

まごころ歯科

TEL 046-244-3119

〒242-0017 神奈川県大和市大和東1丁目3−8 第7しいのきビル 2F

診療時間
9:30 - 13:00
14:00 - 18:00
水曜・日曜・祝日
= 午前9:00~13:00 / 午後14:00~17:00
teech teech
TOP