子供の歯を守ろう!虫歯と乳歯の関係
大和市大和駅徒歩二分のまごころ歯科です!今回は、乳歯の虫歯が永久歯にどのような影響を与えるのか、そして、乳歯の虫歯を防ぐために親ができることについて詳しく解説していきます。
乳歯の虫歯が永久歯に及ぼす影響
乳歯は、生後6ヶ月頃から生え始め、3歳くらいまでに全て生え揃います。これらの乳歯は、永久歯が生えるまでの約10年間、噛む・話すといった重要な役割を担っています。
しかし、乳歯は永久歯と比べてエナメル質が薄く、柔らかく、虫歯になりやすいという特徴があります。また、乳歯の歯根は永久歯よりも短く、虫歯が進行しやすく、神経まで達してしまうこともあります。
では、乳歯の虫歯が永久歯にどのような影響を与えるのでしょうか?
1. 永久歯の萌出(歯が生えてくること)への影響
乳歯の虫歯が進行し、神経まで達してしまうと、歯根の先端で炎症が起こることがあります。この炎症が、隣接する永久歯の歯胚(永久歯の赤ちゃん)に悪影響を与え、永久歯が正常に生えてこなくなることがあります。
2. 永久歯の歯並びへの影響
乳歯が虫歯で抜けてしまうと、そのスペースが狭くなり、永久歯が正しい位置に生えにくくなることがあります。歯並びが悪くなると、噛み合わせが悪くなり、食べ物をしっかり噛めなかったり、発音が不明瞭になったり、見た目の影響も出てきます。
3. 永久歯の虫歯リスク増加
乳歯の虫歯は、そのまま放置すると永久歯にも虫歯が伝染する可能性があります。乳歯の虫歯菌は、唾液を通じて永久歯に感染し、永久歯の虫歯を促進するリスクが高まります。
このように、乳歯の虫歯は、永久歯にも様々な影響を与える可能性があるのです。
乳歯の虫歯を防ぐために親ができること
乳歯の虫歯を防ぐためには、親が積極的に虫歯予防に取り組むことが重要です。具体的な方法としては、以下のことが挙げられます。
1.正しい歯磨き習慣
正しい歯磨き方法は、虫歯予防に最も効果的な方法です。小さなお子様の場合、最初は親が丁寧に磨いてあげることが大切です。歯ブラシの選び方や磨き方、歯磨き粉の使い方など、歯科医院で相談するようにしましょう。
2. 食生活の改善
お菓子やジュースの摂取は、虫歯のリスクを高めます。食事は、バランスの取れたものを心がけ、砂糖を使っているお菓子などはなるべくは控えましょう。食後には、歯磨きをする習慣をつけましょう。
3. 定期的な歯科検診
乳歯が生え始めたら、できるだけ早く歯科医院を受診して、定期的な検診を受けましょう。お子様の歯の状態を詳しくチェックし、虫歯の早期発見や予防のためのアドバイスをいたします。
まとめ
乳歯の虫歯は、永久歯にも悪影響を及ぼす可能性があります。お子様の歯を守るためには、早期からの虫歯予防が大切です。正しい知識を身につけ、積極的に虫歯予防に取り組みましょう。