歯周病と歯垢について

2024年08月24日(土)

大和市大和駅徒歩二分のまごころ歯科です!

今回は歯周病と歯垢について述べていきます。

私たちの口腔内は、食事を楽しむための重要な器官であると同時に、さまざまな病害が発生するリスクがある場所でもあります。その中でも、歯周病は多くの人に影響を及ぼす一般的な問題です。歯周病がどのように進行するか、またそれを引き起こす要因の一つである「歯垢」について考えてみましょう。

歯垢とは?

歯垢(プラーク)は、歯の表面に付着する無色透明の粘性の薄膜です。主に細菌、食べ物の微細残渣、唾液などから構成されています。口腔内には数百種類以上の細菌が存在しており、これらの細菌は食べ物の残りカスを分解しながら生育します。しかし、歯磨きや口腔衛生が不十分な場合、歯垢は歯の表面に蓄積し、固着してしまいます。この固まった歯垢が「歯石」となり、さらに除去が困難になります。

歯周病の原因

歯周病は、歯を支える組織に炎症が起こる病気で、主にプラークに含まれる細菌によって引き起こされます。初期の段階では、軽度の歯肉炎が考えられ、お口の中で歯肉が赤く腫れたり、出血したりする症状があります。この段階では適切な口腔ケアを行えば、改善が可能です。しかし、放置しておくと、歯周病は進行し、歯周組織や骨を破壊してしまうことがあります。

歯垢と歯周病の関係

歯垢が歯の表面に長期間留まることで、炎症を引き起こす細菌の数が増加します。この細菌は、免疫系が反応することで歯肉の炎症を引き起こします。炎症が進行するにつれて、体は感染と戦うために白血球を送り込みますが、これが歯周組織にさらなるダメージを与えることになります。最終的には、歯を失う原因ともなり得るため、定期的な歯のクリーニングが不可欠です。

予防策と対策

歯周病を予防するためには、日々の口腔ケアが重要です。以下のポイントに注意しましょう。

  1. 正しい歯磨き
    毎日の歯磨きは基本ですが、技術が重要です。歯ブラシを45度の角度に傾け、歯隙間を意識して磨くことが効果的です。フロスや歯間ブラシを使用することで、歯の間のプラークを除去することも大切です。
  2. 定期的な歯科検診
    歯医者での定期的な検診は、専門的なクリーニングや早期発見につながります。自分では見つけられない歯石や初期の歯周病を専門家に見てもらうことをお勧めします。
  3. 食事の見直し
    菓子類や炭酸飲料などの糖分の多い食品は、プラークを増加させる原因となります。健康的な食事を心掛け、口腔内の環境を整えることが重要です。
  4. 喫煙を控える
    喫煙は歯周病を悪化させる要因の一つです。禁煙することで、歯周病のリスクを大幅に減少させることができます。

まとめ

歯周病は予防可能な疾患であり、日々のケアがその進行を防ぐ鍵となります。特に歯垢は、この病気の根源であり、定期的な清掃と適切な口腔ケアが必要です。自身の口腔内の健康を守るためには、意識して日々の習慣を見直し、専門家の助けを借りることが大切です。健康な歯と歯茎を保つために、今日からできることを始めてみましょう。

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