歯周病と飲酒について

2024年09月15日(日)

大和市大和駅徒歩二分のまごころ歯科です!

今回は歯周病と飲酒について述べていきたいと思います。

歯周病と飲酒の関係

歯周病は、歯ぐきや歯槽骨に影響を及ぼす炎症性の疾患で、進行すると歯を失う原因となります。日本では、成人の多くが歯周病にかっているとされ、そのリスクファクターの一つとして飲酒があります。本コラムでは、歯周病のメカニズムと飲酒がどのようにそのリスクに影響を与えるのかを探ります。

歯周病のメカニズム

歯周病は、口腔内の細菌感染によって引き起こされ、プラークが蓄積されることで歯肉が炎症を起こします。初期段階では、歯肉が赤く腫れ、出血しやすくなります。この状態を「歯肉炎」と呼びますが、進行すると歯周ポケットが深くなり、歯槽骨が減少する「歯周炎」へと移行します。歯周病が進行することで、最終的には歯が抜け落ちることがあります。

飲酒が歯周病に与える影響

飲酒は、口腔内の環境にさまざまな影響を与えることが知られています。まず、アルコールは口腔内の乾燥を引き起こすことがあります。口腔乾燥は、唾液の分泌を減少させ、唾液が持つ自浄作用が弱まります。このため、歯垢や細菌が増殖しやすくなり、歯周病のリスクが高まります。

また、飲酒に伴う生活習慣、例えば不規則な食生活や喫煙が歯周病を悪化させる要因となります。これらの習慣は、免疫力の低下を招き、歯周病の進行を助長します。さらに、アルコールの摂取は慢性炎症を引き起こし、体内の免疫システムにも悪影響を及ぼします。

症状と予防

歯周病の初期症状には、歯ぐきの腫れや出血、口臭などがあります。これらの症状を軽視せず、早期に専門家に相談することが重要です。特に飲酒を常習する方は、定期的に歯科医師によるチェックを受けることをお勧めします。

予防策としては、定期的な歯磨きやデンタルフロスの使用に加え、飲酒の量を適度に控えることが大切です。具体的には、週に数日間は飲酒を控える「プチ禁酒」を実践したり、飲み会の際には非アルコール飲料を選ぶことで、健康な口腔環境を保つことができます。

笑顔を守るために

飲酒は社会的な場面で楽しむ機会が多いですが、歯周病のリスクを理解することで、自分の健康を守ることができます。健康的な口腔環境を維持するためには、飲酒のコントロールが鍵となります。歯周病は、一度進行すると元に戻すのが難しい疾患です。日頃の注意が、将来の健康や笑顔を守る大切なステップであることを忘れないようにしましょう。

まとめ

歯周病と飲酒には深い関係があります。飲酒を控えることは、歯周病のリスクを減少させるだけでなく、全体的な健康にも好影響を与えます。自分自身の口腔健康を大切にし、笑顔あふれる生活を続けるために、飲酒習慣を見直すことが重要です。日々の小さな選択が大きな成果につながることを意識しながら、健やかな口腔環境を守っていきましょう。

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