歯周病について

2024年08月21日(水)

大和市にある大和駅から徒歩二分のまごころ歯科です!今回は歯周病について述べたいと思います。

歯周病について

歯周病は、歯を支える組織である歯肉や顎の骨に炎症を引き起こす病気であり、全世界で非常に一般的な口腔内の疾患です。日本においても、成人の約8割が歯周病にかっていると言われており、その重要性は強調されなければなりません。このコラムでは、歯周病の原因、症状、予防法、および治療方法について解説します。

歯周病の原因

歯周病の主な原因は、プラークと呼ばれる細菌の塊です。日常的な食事や飲み物から口の中に付着する食べかすや唾液が細菌によって分解され、プラークを形成します。適切な口腔ケアを行わないと、プラークは歯石に変わり、さらに歯周病を悪化させることにつながります。遺伝要因や全身疾患(糖尿病や心疾患など)も、歯周病のリスクを高めることが知られています。

歯周病の症状

初期の歯周病では、歯肉に軽い炎症が起こり、赤く腫れたり出血したりすることがあります。この段階では自覚症状が少ないため、多くの人が見過ごしてしまうことが多いです。しかし、進行するにつれて、歯の動揺や口臭、歯肉の後退、さらには歯の喪失へと至ります。特に歯の動揺は、生活の質に大きな影響を与え、食べ物を噛むことすら困難になる場合もあります。

歯周病の予防

歯周病を予防するためには、日常的な口腔ケアが欠かせません。具体的には、以下のポイントに注意することが重要です。

  1. 正しい歯磨き: 毎食後、または少なくとも1日2回の歯磨きは基本ですが、歯と歯茎の境目を意識して丁寧に磨くことが必要です。
  2. デンタルフロス: 歯ブラシでは届きにくい歯間も、デンタルフロスを使うことで清掃できます。これによりプラークの蓄積を防ぐことができます。
  3. 定期的な歯科受診: 自分では気づかない歯周病の初期症状を見つけるためにも、定期的に歯科医院で検診を受けましょう。プロによるクリーニングも効果的です。
  4. バランスの良い食生活: ビタミンCやカルシウムが豊富な食事は、歯肉の健康を保つのに役立ちます。特に、柑橘類や乳製品は推奨されます。

歯周病の治療方法

歯周病の治療は、病気の進行具合によって異なります。初期段階では、歯科医院でのクリーニングやスケーリングが行われ、プラークや歯石を除去します。これにより、炎症が軽減し、歯肉の健康を取り戻すことができます。

進行した歯周病の場合、外科的な処置が必要となることがあります。具体的には、失われた歯周組織を再生するための手術(フラップ手術)や、骨移植を行うこともあります。これにより、歯を支える骨の再生や歯肉の再生を目指します。

結論

歯周病は進行すると深刻な問題を引き起こしますが、早期発見と適切なケアによって予防や治療が可能です。口腔の健康は全身の健康にも影響を与えるため、日常的な口腔ケアを怠らず、定期的に歯科を受診することが大切です。健康な歯を維持し、快適な生活を送るためにも、歯周病について理解を深め、対策を講じていきましょう。

まごころ歯科

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