歯周病と炎症~口の中だけの問題じゃない!?~

2024年06月10日(月)

大和市大和駅徒歩二分のまごころ歯科です!今回は歯周病と炎症についてお伝えしたいと思います。

「歯周病」という言葉は、多くの人が知っているのではないでしょうか。しかし、具体的な症状やその影響について、きちんと理解している人は少ないかもしれません。今回は、歯周病と炎症の関係について詳しく解説し、その深刻さを改めて認識していただきます。

歯周病とは?

歯周病とは、歯を支えている歯周組織(歯肉、歯根膜、セメント質、歯槽骨)に細菌感染が起こり、炎症を起こす病気です。初期段階では、歯肉が赤く腫れ、出血しやすくなるなどの症状が現れます。しかし、放置すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の間の空間が深くなり、歯を支えている骨が溶けていくため、最終的には歯が抜け落ちてしまうこともあります。

炎症と歯周病の関係

歯周病は、細菌感染によって引き起こされる慢性的な炎症疾患です。私たちの体には、細菌やウイルスなどの異物から身を守るための免疫システムが備わっています。歯周病菌が歯周組織に侵入すると、免疫細胞が攻撃を開始し、炎症が起こります。この炎症反応は、細菌の侵入を防ぎ、組織の修復を促すための防御反応です。

しかし、歯周病の場合、細菌の攻撃が慢性的に続くと、免疫システムが過剰に反応し、歯周組織を破壊してしまうことがあります。この状態が長く続くと、歯周組織の破壊が進行し、歯周病が重症化していきます。

歯周病の怖い影響

歯周病は、口の中だけの問題ではありません。様々な全身疾患との関連が指摘されています。

  • 心臓病: 歯周病菌が血液中に侵入し、血管壁に付着することで、動脈硬化や心筋梗塞のリスクを高めると言われています。
  • 糖尿病: 歯周病は、血糖値のコントロールを難しくし、糖尿病の悪化につながる可能性があります。
  • 肺炎: 歯周病菌が誤って気道に侵入し、肺炎を引き起こすことがあります。
  • 早産・低体重児: 歯周病は、妊娠中の女性において、早産や低体重児出産のリスクを高めるとされています。
  • 骨粗鬆症: 歯周病は、骨の代謝に影響を与え、骨粗鬆症のリスクを高める可能性があります。

これらの研究結果から、歯周病は決して軽視できない病気であることがわかります。

歯周病の予防と治療

歯周病は、早期発見・早期治療が大切です。定期的に歯科医院を受診し、歯のクリーニングや検査を受けるようにしましょう。

  • 毎日のブラッシング: 正しいブラッシング方法で、歯垢や歯石を効果的に除去しましょう。
  • フロス: 歯ブラシが届かない歯と歯の間を清掃しましょう。
  • 歯科医院での定期検診: 定期的に歯科医院を受診し、歯周病の早期発見・早期治療を行いましょう。
  • 食生活: 糖質の多い食事や甘い飲み物の摂取は控え、野菜や魚など栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。

まとめ

歯周病は、口の中だけの問題ではなく、様々な全身疾患のリスクを高める深刻な病気です。早期発見・早期治療が大切なので、定期的に歯科医院を受診し、健康的な生活習慣を心がけましょう。

このコラムが、歯周病への理解を深め、予防意識を高める一助となれば幸いです。

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